日刊☆こよみのページ スクラップブック(PV , since 2008/7/8)
【焼け野の雉子】(やけのの きぎす) (雉は巣のある野原を焼かれると、我が身の危険をもかえりみずに子を救お うとするということから)親がわが子を思う深い愛情のたとえ。あとに「夜 の鶴」を続けて、「焼け野の雉子、夜の鶴」ともいう。 《成語林より》 私の生まれた田舎では雉もよく見ましたし、野焼きも有りました。 雉の繁殖期にあたる早春はまた、草木灰肥料のためと害虫駆除のために行わ れる野焼きの時期にもあたります。ですから藪の中で卵を守る雉の親が野焼 きの火に焼かれて死んだと言うようなことも実際あったかもしれませんね。 現在住んでいる和歌山南部では野焼きを見ることは無いのですが(期せずし て、「野焼き」になってしまった野原の火災は見たことが有ります)、夏に 近所の水田の緑の稲の間を頭だけ出して歩いている雉の姿を見ることが有り ますし、ケーンという甲高い鳴き声もよく耳にしますから、これを書いてい るときにも、近くで巣作りしている雉がいるかもしれません。 現在巣作りしている雉の卵が無事に孵って、雉の子たちが親鳥の後ろにくっ ついて素早く藪の中を駆け回る様を、今年もまた見ることが出来たらいいな と思います。 親の愛を忘れないためにも。
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