日刊☆こよみのページ スクラップブック(PV , since 2008/7/8)
■「ホワイトデー」の誕生 今日、3/14はホワイトデー。 どこから沸いてきたんだか? という記念日です。 昨日の暦のこぼれ話で「明日はホワイトデーなので」と書いてしまったので 仕方がない(?)。 本日はこのどこから沸いてきたのかというホワイトデーの話です。 ◇どこから沸いてきたのか いつから始まったかよく分からないうちに広がり、そして定着していった、 記念日にはそうしたものが沢山あります。特に何百年~千数百年も昔からあ るような行事では、その始まりがいつかといったことは調べようも有りませ ん。 その点で、このホワイトデーはラッキーといいますか、いつから始まったか が分かる(いつごろ定着したかではなく)記念日です。 ホワイトデーについて調べてみると、 その始まりは、1977(昭和52)年のことです。始まった時は、まだホワイト デーではなくて、「マシュマロデー」という名前だったそうです。 ◇マシュマロデーの誕生 ホワイトデーの始まりは、福岡市にある和菓子屋さんである石村萬盛堂が始 めたマシュマロデーだと云われています。 石村萬盛堂の社長(三代目)さんが、たまたま読んだ女性雑誌に バレンタインデーにお返しがないのはなぜか という投稿が載っていたのを目にしたのが、その始まりだと言われています。 この「バレンタインデーのお返し」という考えと、お返しとして欲しい品の上 位に石村萬盛堂の「鶴乃子」というお菓子の原料であるマシュマロがあがって いたことで、マシュマロデーを思いついたそうです。 (石村萬盛堂HP http://www.ishimura.co.jp/) 後にホワイトデーと呼ぶようになったのは、マシュマロの白からとか。 ◇全国飴菓子工業協同組合の「ホワイトデー」 石村萬盛堂の動きと前後して、全国飴菓子工業協同組合(以下「全飴協」) でも1978年の総会で3/14をホワイトデーとする決議されました。 (全国飴菓子工業協同組合HP http://www.candy.or.jp/) 1980年には「愛にこたえるホワイトデー」と銘打ったホワイトデーの第一回 キャンペーンをラジオのCMや、キャンペーンガールによるサンプル品の配布 などの形で大々的に行いました(最初の2~3年はなかなか売り上げに結びつ かず、苦戦したようです)。 こちらの「ホワイト」は飴菓子の素材となる砂糖の白からとか。ホワイトは 純粋のシンボルでもあるのでティーンのさわやかな愛にぴったりという考え で、この名としたとされます。 こちらも、バレンタインデーのアンサーデーという位置づけです。 お返しの品としては、提唱団体が全飴協ということから想像がつきますね。 そう、お返しは「キャンディー」。 全飴協はこの日をキャンディーの日としています。 ちなみに全飴協には、ホワイトデー公式サイトが有ります。 ホワイトデー公式サイト http://www.candy.or.jp/whiteday/index.html しかし、ここまで生まれた経緯のはっきり分かる記念日って珍しいですね。 今後も、商業ベースで、こんな「生まれた年がはっきり分かる記念日」が増 えて行くのでしょうか? ◇「お返し」の文化とホワイトデー 前述したホワイトデーの誕生の話は、いずれも「バレンタインデーのお返し の日」としてホワイトデーが生まれたこと(生まれは日本)を物語っていま す。この辺りは日本の贈答文化の影響があるのでしょう。 「贈答」というくらいで、贈り物にはそれに答えてお返しするのがあたりま えという考えがあったから、石村萬盛堂の社長さんが見かけた女性雑誌の投 稿のように、「バレンタインデーにお返しがないのはなぜ」という疑問が浮 かぶことになるのでしょうね。 贈ったり贈られたり、面倒なことです。 さて、ホワイトデーがバレンタインデーの「お返しの日」として生まれてき た経緯を考えると、ホワイトデーの歴史が浅いのもうなずけます。 まずは、先行するバレンタインデーが普及しなくては、ホワイトデーも生ま れてこなかった訳です。 バレンタインデーが日本に普及し始めたのは1950年代、広がったのは1960年 代と云われますので、そのお返しのホワイトデーの誕生と普及はこのバレン タインデーから10~20年ほど遅れているようです(なくてもいいと私は思い ますが)。 今ではすっかり定着したバレンタインデー。義理チョコという言葉も広く認 知される昨今ですから、これと対になるホワイトデーも定着し、そのうち職 場や学校で男性から女性に 義理キャンディー・義理マシュマロ を贈ることがあたりまえの世の中がやって来るのかも。 そんな時代がやって来ることがないことを、切に願うかわうそでした。 あ、そんな時代が来たとしても、そのころにはそんな行事とは無関係な年齢 になっているかな? それはそうと、私は甘いものが好き。 勝手では有りますが、石村萬盛堂さんや全飴協のHPの宣伝をしておりますの で、勝手に「甘いもののお返し」があっても、断りませんよ。 (ったくくいしん坊なんだから。冗談ですよ)
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